バンダイビジュアル、米国で高付加価値アニメDVD戦略を展開 -「オネアミス」レーベル設立。従来DVDの2~3倍高価な限定版も
バンダイビジュアルが、アメリカでマニア向けの高額DVDをリリースするという発表があり、その第1弾が『機動警察パトレイバー 劇場版』、第二弾が『機動警察パトレイバー2 the Movie』となった。
バンダイビジュアル株式会社の子会社であるBANDAI VISUAL USAは6日、2006年4月に米国で日本のアニメーション作品のDVD発売を開始すると発表した。第1弾商品は機動警察パトレイバーの劇場版第1作で、通常版と限定版の2種類を用意。日本市場向け商品と同様に、様々なグッズや特典を同梱した高付加価値ソフトとしてリリースされるもので、同時に、「オネアミス(HONNEAMISE)」という新レーベルも立ち上げる。
オネアミスレーベルの第1弾として発売されるDVDは機動警察パトレイバーの劇場版第1作目で、DVDは「PATLABOR THE MOVIE LIMITED COLLECTOR'S EDITION」(限定版)と「PATLABOR THE MOVIE」(通常版)の2種類が用意される。発売日は2006年4月25日。
今まで日本アニメの海外販売は、現地企業とライセンス契約して委託するという形で行なわれていたが、最近日本のディストリビュータ各社は、子会社を設立するなどして直接現地で販売する体制を確立しようという傾向にあり、バンダイビジュアルのこの動きもその一環といえるだろう。
通常版は本編ディスクのみだが、限定版はメイキングなどを収録した特典ディスクを同梱。本編ディスクは日本語と英語の2種類で、音声は5.1chサラウンドで収録。英語字幕も収録する。
さらに、世界観やキャラクターなどの解説やスタッフインタビューなどを収めた184ページの解説書や、300ページの絵コンテを英訳したものを同梱。パッケージには、新デザインイラストを使った特製BOXケースを採用している。
これは機動警察パトレイバー 劇場版 Limited Editionに付属した絵コンテと、あと機動警察パトレイバー MOVIE ARCHIVESの内容を含むのだろうか。
こちらの記事によると、パッケージは出渕裕氏の描き下ろしになるようだ。(情報提供 マイッタ氏)
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