バンダイビジュアルの国内向け次世代DVDはBlu-ray中心に

東京国際アニメフェアにて、バンダイビジュアルの次世代DVD発売計画が発表された。

発売日タイトルBlu-ray+DVDHD DVD+DVD
2007/07/27『AKIRA』×
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
『機動警察パトレイバー 劇場版』
2007/08/24『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』×
『機動警察パトレイバー2 the Movie』
『スチームボーイ』×
2007/09/25『人狼 JIN-ROH』×
『アヴァロン』×

価格は各10,290円。それぞれ本編を収録したBlu-rayもしくはHD DVDと、DVDがセットになっている。DVDでも、HDマスターのものを使用するので、既発売のパッケージよりは画質が良くなっているそうだ。長尺のソフト(要するにこのリストに載っているものは全てになるわけだが)では、Blu-ray、HD DVD共に2層のディスクを使用。バンダイビジュアルは、マイクロソフト、メモリーテックとアニメ用の画像圧縮技術を開発したが、これはHD DVD限定のものではないらしい。ただバンダイビジュアルでは、どのコーデックを使用するかは、Blu-ray、HD DVDそれぞれ、そして各タイトル事に最適なコーデックを使用するとしている。『機動警察パトレイバー 劇場版』などのBlu-ray版ではMPEG-2を使用する予定とのこと。

「フォーマット戦争は終わった」という話も出ているが、バンダイビジュアルもBlu-rayの方に注力してきた。バンダイビジュアルは、DVDが登場したときはなかなかDVDソフトを出そうとしなかったように記憶しているが、それに比べると今回の動きは速い。

なお以上は日本での発売計画で、北米ではBlu-rayの発売計画は出ていない。『FREEDOM』第1巻(HD DVD / DVDツインフォーマット)は2007年6月26日に日米同時発売するという。『FREEDOM』第1巻のデモでは、本編映像と絵コンテを同時表示するなどということが行われていた。