COMICリュウ12月号にて発売を予告された、押井守原作・原案、今敏作画のコミック『セラフィム 2億6661万3336の翼』の発売日が12月になったようで、amazonでは既に予約を受け付けています(現在徳間書店のサイトに情報なし)。
幻覚を見るようになり、背中が変形して羽のようなこぶが生えてくる「天使病」と呼ばれる奇病が、21世紀初頭のユーラシア大陸で流行。この奇病の原因を突き止めるため、二人の男と一人の少女、そして一匹の犬がタクラマカン砂漠へと向かう……というのが『セラフィム』のストーリーです。
『セラフィム』は、押井氏が原作を担当し、アニメージュで1995年5月号から連載開始されました。連載開始号では『セラフィム』は表紙となっており、アニメージュ編集部は『ナウシカ』のように将来のアニメ化も見込んで、かなり期待していたのではないかと思われます。
ですが今氏によると進まない話と説明ばかりのシナリオで、私が原作者を煽るつもりで娯楽路線に走ったら、(押井)氏が逃げ出してしまった
ということです。クレジット表記では押井氏は「原作」から「原案」になる一方で、今氏によって連載が続けられましたが、1996年11月号で休載。その時誌面には、物語の結末は単行本に掲載と書かれていたのですが、結局今の今まで単行本は出ず、今氏の死去によって、物語が完結することもなくなってしまいました。
押犬
とゆうことは今回発売される単行本は、完結されないままの単行本化ということでしょうか?
後が気になるけど、もう見ることはできないという…
教官から押犬への返信
確認しましたが、連載中断時と全く同じ未完状態でした