2025年5月20日、中国のポータルサイト・捜狐に『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が新たな予告編を公開し、21日より中国全土の劇場で上映規模を拡大するとした記事が掲載された。

記事はまず、「『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は1995年の公開以来、深い思想性と卓越した芸術表現により、SFアニメの金字塔として観客の支持を集めてきた作品だ。同作は、中国のドラマ・映画口コミサイトの豆瓣(douban)で10点満点中9.1点という非常に高い評価を受けており、SFアニメの頂点とも称されている。現在同作の4K修復版が中国で上映されており、明日21日からはさらに上映範囲が拡大され、より多くの観客が劇場の大スクリーンでこの名作を再び体験できるようになる」と述べた。

『攻殻機動隊』は、30年を経て中国(大陸)にて初劇場公開、2025年5月12日~18日のランキングで10位に入っています。ただ中国での「初公開」がいつかは、簡単に調べただけではよく分かりませんでした。台湾では中国語吹き替え版が2007年に衛星放送されたらしい情報を見つけたくらい。

40周年を記念し、映像の4Kリマスター、さらに音声のDolby Atmosリミックス化が行われることになったものの、公開方法が発表されていなかった『天使のたまご』。先日には映像に先駆けてサウンドトラックのUHQCDが発売ストリーミング配信も開始されておりますが、なんと4Kリマスター版本編がカンヌ国際映画祭にてワールドプレミア公開されると発表されました。

さらにアヌシー国際アニメーション映画祭2025にも出品されることになっています。

情報遅れてすみません、新文芸坐にて“押井守映画祭2025《立喰師編》”を実施、第1回は《立喰師編》として『立喰師列伝』『新・女立喰師列伝』を上映。またゲストとして押井守監督と、オムニバス形式で作られた『新・女立喰師列伝』内の一編を監督した辻本貴則監督によるトークショーが行われます。オンラインでのチケット販売は既に行われています

【新文芸坐×アニメスタイル vol.189】押井守映画祭2025《立喰師 編》

TV Bros.WEBに連載されていた『アニメ人、オレの映画3本』という企画があります。アニメ監督やアニメーターが3本の映画を厳選し、それについて語るという企画ですが、この本が書籍化されて発売されています(現在のところ電子書籍版はなし)。
そして書籍化に伴い、神山健治氏、本田雄氏、押井守氏のインタビューが追加されました。押井守氏に関しては映画3本ではなく「押井守のよもやま話」というものになっているようです。

Amazon.co.jp アニメ人、オレの映画3本

『イノセンス』舞台挨拶関連でいくつか話題に上がっていたので紹介します。

3月21日から『紅い眼鏡』4Kレストア版が劇場公開されますが、それを記念しキネカ大森にて3月22日土曜日に、劇場公開記念舞台挨拶が行われることになりました。登壇は押井守監督、チケットは3月17日1900時からオンラインで、18日から劇場で販売されるとのことです。

『紅い眼鏡 4Kレストア5.1chヴァージョン』公開記念舞台挨拶 開催決定! さらに、『犬狼伝説 改』原作:押井守氏&作画:藤原カムイ氏両名のサイン本の限定販売情報も発表!!

こちらに書かれているように『犬狼伝説 改』のサイン本販売もあるとのこと。

3月19日発売予定の『犬狼伝説[改]』ですが、電子書籍(Kindle)版がキャンセルされ、冊子(紙)版のみになりました。ナンデ?

2月28日より『攻殻機動隊』『イノセンス』4K劇場上映が各地で行われることになりましたが、3月2日にはTOHOシネマズ新宿にて、上映に加え押井守監督とバトー役大塚明夫氏によるトークイベントが開催されるとのこと。チケット販売は2月26日からです。

YouTubeでの予告、HD画質に落としてどうするの……。

犬狼伝説 改 Kindle版 (Amazon.co.jp)
犬狼伝説 改 単行本(ソフトカバー) (Amazon.co.jp)

「ケルベロス・サーガ プロジェクト」のひとつとして始まった『犬狼伝説』電子書籍化、これまでは分冊版のみ発売されていましたが、合本版が電子及び冊子でも同時に発売されることになりました。この『犬狼伝説 改』には『紅い眼鏡』コミカライズ(40P)も収録されます。

クラウドファンディングにより4Kレストア&BD/UHD BD化された(一般販売はされていません、あくまでクラウドファンディング参加者への配布)『紅い眼鏡』、既に発送が行われていますが、この度劇場上映が発表されました。

2025年3月15日から開催される新潟国際アニメーション映画祭にて、オープニング作品として『イノセンス』が上映されることになりました。