『イノセンス』舞台挨拶関連でいくつか話題に上がっていたので紹介します。
3月21日から『紅い眼鏡』4Kレストア版が劇場公開されますが、それを記念しキネカ大森にて3月22日土曜日に、劇場公開記念舞台挨拶が行われることになりました。登壇は押井守監督、チケットは3月17日1900時からオンラインで、18日から劇場で販売されるとのことです。
『紅い眼鏡 4Kレストア5.1chヴァージョン』公開記念舞台挨拶 開催決定! さらに、『犬狼伝説 改』原作:押井守氏&作画:藤原カムイ氏両名のサイン本の限定販売情報も発表!!
こちらに書かれているように『犬狼伝説 改』のサイン本販売もあるとのこと。
3月19日発売予定の『犬狼伝説[改]』ですが、電子書籍(Kindle)版がキャンセルされ、冊子(紙)版のみになりました。ナンデ?
2月28日より『攻殻機動隊』『イノセンス』4K劇場上映が各地で行われることになりましたが、3月2日にはTOHOシネマズ新宿にて、上映に加え押井守監督とバトー役大塚明夫氏によるトークイベントが開催されるとのこと。チケット販売は2月26日からです。
YouTubeでの予告、HD画質に落としてどうするの……。
犬狼伝説 改 Kindle版 (Amazon.co.jp)
犬狼伝説 改 単行本(ソフトカバー) (Amazon.co.jp)
「ケルベロス・サーガ プロジェクト」のひとつとして始まった『犬狼伝説』電子書籍化、これまでは分冊版のみ発売されていましたが、合本版が電子及び冊子でも同時に発売されることになりました。この『犬狼伝説 改』には『紅い眼鏡』コミカライズ(40P)も収録されます。
クラウドファンディングにより4Kレストア&BD/UHD BD化された(一般販売はされていません、あくまでクラウドファンディング参加者への配布)『紅い眼鏡』、既に発送が行われていますが、この度劇場上映が発表されました。
2025年3月15日から開催される新潟国際アニメーション映画祭にて、オープニング作品として『イノセンス』が上映されることになりました。
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』公開30周年記念として、『攻殻』全アニメシリーズ横断展覧会が開催されることになったそうです。詳細は不明ですが2026年に東京にて。随分早い情報公開ですね。
4Kリマスター化が行われている『天使のたまご』ですが、作曲を担当した菅野由弘氏監修のもと、音楽もリマスター化されています。そしてサウンドトラックとしてUHQCDとLPが発売されることになりました。UHQCDはAmazonで予約も始まっています。LPも同時発売ですが、現在のところAmazonで扱ってはいません。
『イノセンス』公開から20周年にあたるということを記念して、2025年2月28日より『イノセンス』4Kリマスター版、そして同時に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の4Kリマスター版も劇場公開されることになりました。元々はUHD BD/BDリマスター用に制作されたものですが、それが初めて劇場公開されることになります。公開劇場一覧はこちら。
正直なところ映像に関して言えば、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』よりも『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』のほうが細かく補正がかかっていて綺麗なんですけど、人気ないんだよなあ……。
【監督・脚本:押井守 コメント】
今回『イノセンス』の4Kリマスター版を公開するにあたって、20年ぶり…もしかするとスクリーンで初めて、通して観たかもしれません。とても綺麗で美しく仕上がっていて良かったです。
当時は、何年もかかって手描きやCGで仕上げた画を細かなディテールまで映像で再現できなかった。ですが今回、高解像度のデジタルスキャンをしたことで、画の精度が格段に上がったと思います。4Kの威力を確かに感じました。それで当時のことを思い出しましたが、当時は病んでたなと(笑)。『イノセンス』が完成した後、2ヶ月くらい寝込んで立てなかったんですが、この作品にはその病んでるエネルギーが入っていました。美しいものを作るためには、何かを乗り越えないといけない。改めて観て、この作品から情念というのか退廃的な魅力を感じました。
皆さんにもぜひ劇場でご覧いただきたいです。