スターウォーズ DVDを見た。
本題の前に一つ訂正したいが、先日書いた文章の中で、DVD版の修正でデヴィッド・プラウズが消されたと書いたが、これは参照した記事の間違いで、消されたのはセバスチャン・ショウだった。
ルーカス監督が新たに「修正」 「スターウォーズ」DVD
というわけで、アナキンの画像がヘイデン・クリステンセンに修正された以外に、色々と変更点があった。
Star
Wars Trilogy - 2004 DVD Changes(判りやすい変更点の比較写真)
Star Wars
Episode IV - A New Hope Pictures - MovieWeb(変更点詳細 新たなる希望)
Star Wars
Episode V - The Empire Strikes Back Pictures - MovieWeb(変更点詳細 帝国の逆襲)
Star Wars
Episode VI - Return Of The Jedi Pictures - MovieWeb(変更点詳細 ジェダイの帰還)
- エピソードIV特別編で追加されたジャバ・ザ・ハットのCGが描き直されている。
- オビ=ワンが牽引ビームを切るシーンで、以前は英語で書かれていた文字が、スターウォーズ独自の文字に変更されている(もっともデス・スターの距離を示す数字などはアラビア数字のまま)。
- エピソードVの皇帝の顔が、元の老婆の顔(声はクライヴ・レヴィル)からイアン・マクディアミッドの顔と声に変更され、このシーンの台詞も変更されている(ヴェーダーが最初ルークの存在を知らなかったようになった)。
- エピソードVで追加された、ヴェーダーから逃れて落下するルークの悲鳴がまた削除された。「ヴェーダーから逃れるため自分から落ちたのに、悲鳴を上げるのはおかしい」ということか。
- マスクを取ったいまわの際のヴェーダー(セバスチャン・ショウ)の顔から眉毛が消されるなどの修正が行なわれている。エピソードIIIでのアナキンの負傷と辻褄を合わせるためであろう。
- ラストシーン、帝国から解放されて喜びに沸く星々にナブーが追加されている。またコルサントの映像に、ジェダイ寺院と議会議事堂が追加されている。
- その他、ライトセイバーの光り方が修正されたり、特別編で追加されたシーンにおける帝国軍士官制服の階級章の位置が間違っていたので修正されたりとか色々。
私は実際の映像を見る前は、ヘイデン・クリステンセンが老けた顔のメイクをして最後のシーンに登場すると思っていた。だが実際には若いままの姿だったのだ(つまり青年時代、エピソードIIIに登場するアナキンの姿)。これにはさすがに違和感があった。オビ=ワンは老人(アレック・ギネス)のままなのに、何故アナキンだけ若返るのか?
どうやら「ジェダイの亡霊になるのはライトサイドの時の姿」ということで、エピソードIIIとのつじつま合わせらしいのだが、それにしても……。
あらためて見てみると、特別編を見た当時ではあまり感じなかった、エピソードVIのサイ・スヌートルズ
(ジャバの宮殿で歌っていた、唇の突き出たエイリアン)などのCGが浮いて見えたが、DVDでクリアな映像になったためだろうか、それとも特別編を見た当時は「パペットで全然動いていなかったこのキャラが動き回っている!」ということに気をとられていたためか。
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しかし改めて旧作のスターウォーズを見てみると、編集で特殊効果をごまかしているところがとにかく目についた。本来なら一つのカットで映像を表現すべきであろうところが、 パペット操演者を隠すためとか色々な理由で編集され、カットをばらばらにされている。 CGが映画に使えるようになった最大のメリットは、色々なキャラクターが作れるようになったということより、編集上の制約が大幅に取り除かれたということのほうが大きいのかもしれない。最近のルーカス(特にエピソードII)はCGに頼りすぎているきらいがあるが。 でもエピソードIとIIも見返したくなってきた。
そういえば『十戒』をリメイクするらしいが、海が割れるシーンをCGにしただけの映画にならんだろうなあ……。
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