「
「真逆の意味で使う……」「真逆の立場で……」などと、最近“真逆”という言葉をよく目にするが、いったいどういう意味だろう。勿論辞書に載っている言葉ではない。“正反対”という意味で良いのだろうか? “真正面”の反対語の意味で使われている言葉なのだろうか? 私と同様に「何だこの言葉は」と思っている人は多いようだが。
しかしまあ奇妙な言葉だ。言葉は生き物だとは以前書いたが、しかしこのような言葉が生まれた、生まれなければならなかった意味がよく判らない。結局、単なる間違いが広まってしまったのか。“食材”みたいにどっかの漫画で発明された言葉でもないみたいだし。
こちらに“真逆”由来の説があるというと教えて貰った。
多分、“まぎゃく”が使われたのは月姫より前だとは思うが、月姫がこれを広める一員になったのではと考えると面白い。だとすると、見慣れない単語を見つけてそれを真似する時、真似するなとは言わないが、辞書くらい目を通して欲しい。
しま
今更なんで、ここはこっそりと。この話題が出たとき、京極夏彦氏の著作に「真逆」で「まさか」とルビが振ってあったはず・・・・。と思って、「うぶめの夏」肉眼検索。これは空振り。で、記憶違いか。と、暫くほったらかしたカタチで、京極堂シリーズ第二弾「魍魎のハコ」気まぐれに読み返してたら、
「まさか」。「真逆」とかいてまさかのルビありました。
この作品は前作が93年でしたから、95年前後初版と思うんですが。
一応ご報告でした。