ゴードン・クーパーは、映画『ライトスタッフ』で描かれている、アメリカ人初の7人の宇宙飛行士『オリジナル7』の一人となった(映画ではデニス・クエイドが演じる)。彼はアメリカ人として6番目の宇宙飛行を経験。マーキュリー計画のフェイス7号にて、34時間19分49秒の宇宙飛行のパイロットとなる。
クーパーはフェイス7号のカウント待ちの間、コックピットで居眠りをしていた。彼の神経の図太さが分かる話だろう。彼はこの飛行で、アメリカ人最後の単独宇宙飛行を行なった飛行士となった。その後クーパーは、ジェミニ計画のジェミニV号でも飛行している(飛行時間7日22時間55分14秒)。クーパーはその後、ディズニーランドに招かれて、スペースマウンテンの設計に関わることになったという。
先日私は(やっと)『人類、月に立つ』(FROM THE EARTH TO THE MOONの原作)を読破したが、飛行士だけではなく技術者など数多くの人の本当に偉大なその姿に、自分の卑小さがほとほと嫌になった。その偉大な星が、また一つ地上から消えた。
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