愛知万博の、押井氏の“めざめの方舟”が完成したようだ。
アニメ界の巨匠・押井守監督が率いる映像集団が十八日、東京都内で記者会見し、三月に開幕する愛・地球博(愛知万博)の中日新聞プロデュース共同館「夢みる山」で上映する新作「めざめの方舟(はこぶね)」の完成を発表した。
サメの遊泳や鳥の編隊、雲の上の景色などを床面巨大スクリーン(縦九メートル、横十メートル)、百三十九体の人獣像群などに投映し、十分間の“異次元体験”を提供する。
天井からは「汎(ぱん)」と呼ばれる精霊の人形がつり下げられ、神秘的な体験型映像空間をつくり出す。「めざめの方舟」は今月末からの関係者向け試写会やマスコミ内覧会を経て、三月二十五日の万博開幕で「封切り」となる。
中日新聞ホームページ 「夢みる山」で神秘の映像空間体感を 押井監督が上映作品の完成発表
押井監督は未来社会を描いたアニメ映画で世界に名を知られてきたが、今回は環境問題や実写とコンピューターグラフィックス(CG)の融合といった新境地に挑んだ。
同館テーマシアターを舞台に、サメの遊泳や雲の上の景色を人獣像群に囲まれた床面のスクリーン(縦九メートル、横十メートル)で上映。天井からは「汎(ぱん)」と呼ばれる精霊の人形がつり下げられ、神秘的な体験型映像空間を提供する。
プロデューサーや演出家らと会見に臨んだ押井監督は、二年に及ぶ制作期間について「『なぜ押井がアニメ以外の作品を手がけるんだ』との批判も一部にあったが、非常に得るものが多い経験だった」と振り返った。
新作を待ち望む世界中の「押井ワールド」ファンのため、DVD販売も検討中だが、押井監督は「会場で実際に体感するのとは別物」と断言。「出来に満足しているし自信もある。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と強調した。
ということで、DVD発売も検討されているらしい。
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