中日新聞 愛知万博ページで、押井監督の記事が掲載された(1月16日付)。
押井監督が映像チェック
愛・地球博(愛知万博)の中日新聞プロデュース共同館「夢みる山」でテーマシアター「めざめの方舟(はこぶね)」の総合演出をする押井守さん(53)が十五日、愛知県長久手町の同館で、建築評論家の五十嵐太郎・中部大学助教授(37)を相手に、完成間近な映像作品について語った。
押井さんは館内で、床面や天井の卵形スクリーン、壁など空間全体に投影された体感型映像を入念にチェック。
こうした作業の合間を縫って、押井さんが「見る人がどんどん小さくなって、人間の視点から離れられるように構想した」と話すと、五十嵐助教授も「巨大なスケールで、自然から見られているような気がします」と、五感に働きかける映像を堪能していた。「環境や自然が記憶している映像を目指した」と押井さん。足元で展開する縦九メートル、横十メートルの床面映像に、五十嵐助教授は「垂直に見下ろす感じ。迫力がすごい。人間中心の発想でない作品は、今回の万博にふさわしい」と話していた。
この五十嵐太郎氏とは、野良犬の塒 完成間近の愛知万博現場よりでのリポートを掲載した人だという指摘を受けた。
よまい
この映像チェック時の押井氏、五十嵐氏の対談が東海地域をベースに発行されている『REAR(リア)』という芸術批評誌9号に掲載されています。五十嵐氏の対談後記も同時収録。東京ではナディッフ原宿店にあります。