最近、ここ1年ほどのTVアニメの中で、私がもっとも注目しているアニメがある。
航空自衛隊航空救難団を描いたアニメだ。元来は、空自の航空機が墜落したとき、パイロットを捜索して救出するための組織である。だが、自衛隊災害派遣で民間人を救出に向かうこともある。
要するにレスキューものとはいっても、決して「人命が救われた、わーいばんざい!」みたいな話ではない。内容はとにかく地味でリアル。救難ものではあるが、自衛隊の隊員達を安易なヒーローものにはせず淡々と、しかし素晴らしい緊張感で描いている。1~3話は連続したエピソードになっており、観終わったあとにじわじわときて涙が浮かびそうになったほどだった。萌えキャラとかロボットとかを含めてキャラクターに一切頼らない、ドラマを語るアニメ。もっとこういうアニメが増えなければならないと本当に思う(商売として難しいのだろうが……)。
芳野
私も毎週録画して見ています。3Dとキャラクターにやはり違和感がありますが、背景がとにかくリアルです。ストーリーも先を予測させない緻密なものだと思います。
宮日
毎度毎度一般人置いてけ堀なシーンにヒヤヒヤ。
隊内の空気がリアルで何とも。
「バードストライク」は…字面で判断できるとは思いますが。
TSとかサンダーとか言わないだけマシだったかも知れませんが。
唐突に流れるひょっこりヒョウタン島には面食らいましたが、
ここでたまたま一緒に視ていた相方の意味深な一言。
「ここで死後の世界のひょっこりヒョウタン島(の歌)って皮肉だよな…。」
そういえばそんな裏設定が作者から語られて話題になりましたね。
そう思って聞くと切なすぎでした。
そこまで考えられていた選曲だったんでしょうか?