5月24日、『ケルベロス 鋼鉄の猟犬 Kerberos panzer jäger』の発表記者会見が行われた。
『ケルベロス 鋼鉄の猟犬 Kerberos panzer jäger』は、4月に第1回放送(紹介番組)が行われているが、本放送は文化放送にて毎月最終水曜日深夜となる(5月の放送は31日深夜0235時から0300時まで)。10月からは毎週1回の放送となる予定だが、最初は月1回の放送となっているのは、その間に押井守が脚本を書き溜めしようとしているためらしい。
また、クロスメディア・プラットフォーム 雷電では、6月15日よりオリジナルトレイラーや押井守の動画インタビューといった動画の配信も予定されているという(現在本編のオンライン放送予定はないとのこと)。
なお既報の通り、今までのケルベロス・サーガの物語が「第二次大戦でドイツに占領された日本の戦後」を舞台にしていたのに対し、『ケルベロス 鋼鉄の猟犬 Kerberos panzer jäger』は舞台が第二次世界大戦の東部(ロシア)戦線となっている。だがこの話ではドイツは戦争に負けず(「勝つこともないかもしれない」とも押井は言っている)、「ドイツが第二次大戦に勝利した世界」というケルベロス・サーガの他の作品との、根本的な世界観の矛盾はしない予定だという。
この話では、ドイツ軍の宣伝中隊の女性士官の視点を通じ、首都警のプロテクトギアの始祖となる装備を身につけた部隊が描かれる。その女性士官が作る映画のタイトルが「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」だという設定で、最終的には押井はこれを映像化したいと考えているとのこと。現在のところ放送は全30話を予定。
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