HEROES

最近私がはまっているドラマが『HEROES』です。

このドラマは設定的には『X-MEN』に似ており、遺伝子の突然変異によって、読心術や飛行、肉体の再生などといった特殊能力を持つ人間が現れる、というものです。それら多数の登場人物が各地で様々な形で活動する、見事な群衆劇を描いております。その話の密度が物凄く高いのです。毎回毎回、どんな話になるのかまるで予想できません。

このドラマは、アメコミが好きな人間にはとても楽しめるでしょう。その一方で『HEROES』は、アメコミ的な設定をアメコミのお約束を排除して作った作品という捉え方もできます。だから筋肉質なピチピチスーツとか、ヒーローが使う超テクノロジーのスーパーメカとか、世界征服を企む変な仮面をかぶった悪の親玉は出てきません。「特殊能力を持つ人間が現れる」という設定だけを聞くと非現実的ですが、話自体はしっかりと地に足のついたものになっております。ですので、「アメコミのそういうところが苦手」という人も安心です。20日からDVDレンタルも始まるそうですので、もし目にとまったら一度ご覧になってはいかがでしょうか。

私はスーパードラマTV!(e2 by スカパー)の放送で見ていますが、このチャンネルは画質が悪いので、どうせならDVD、いやBDで見たいと思っているのですが。『HEROES』を出しているユニバーサルがBlu-rayへの移行を発表したし……。

あと海外ドラマと言えば、NHKで第4シーズンをやった後さっぱり第5シーズン以降をやらない『ザ・ホワイトハウス』の続きも気になっているんですが。第4シーズンの最後、物凄い引き方で終わってたし。物凄い引き方と言えば、『ER 救急救命室』のシーズン12の終わり方も……あれも続きが……。