西田宗千佳のRandomTracking アニメはすでに「BDが基本」?-ソニーPCLに聞く「国内向けBDオーサリング」の現状
こちらで『イノセンス』の最初のBDのオーサリングを行ったときの話が少しあるが、環境がなくて苦労したようである。
環境ができた今だから「アブソリュート・エディション」が実現したということなのかもしれない。
ちなみに『イノセンス アブソリュート・エディション』では映像フォーマットがMPEG2からMPEG-4 AVCに変わっているが、(『イノセンス』のBDでどうなっているのかは別として)この2つのフォーマットでは画質はあまり変わらないという指摘もある。
2年前、イノセンスをマスタリングした時にはMPEG-2が使われていた。だが現在はMPEG-4 AVCが主流だ。とはいえ、一般に思われているように、「AVCの方が画質的に有利だからMPEG-2から移行した」わけではないようだ。
「本当に際の部分、一部のシーンだけを比較するならばAVCの方がいい、という部分がありますが、通常の見た目であれば差はないと思います。24pのソースで、30Mbps以上であるならば、MPEG-2もAVCもさほど変わらないんです」
では、なぜAVCでエンコードすることが多くなっているのか? それは「コンテンツホルダーからの要望。もう黙っていてもAVC、という感じになってきた」(横田氏)からだ。
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