なぜこんにゃくゼリーは駄目なのか

こんにゃくゼリーを食べた子供が喉に詰まらせて死亡事故になってしまい、挙げ句の果てに製造中止に追い込まれてしまったということですが。

ですが、「喉に詰まらせて死んだ」ということなら、餅の方がはるかに危険です(「こんにゃく入りゼリー」よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10 - GIGAZINE)。でもどうして、こんにゃくゼリーばかり叩かれるのでしょう?

  • ゼリー(お菓子)は子供が食べるものという先入観がある。「子供に食べさせてはならない」という警告表示があろうがなかろうが関係ない。
  • こんにゃくは安全である。ゼリーは安全である。従ってこんにゃく+ゼリーの「こんにゃくゼリー」も安全であって当然のはず。なのに違う。
  • もちは昔からあるもの、あって当然のもの。従って、もちで喉を詰まらせるということが起こるのはしょうがない、いわば天災。でもこんにゃくゼリーは「新しくこんなものを作りおって、けしからん」「お前が作ったせいでこうなったんだ、どうしてくれる」
  • 「もちを喉に詰まらせて死んだ」なんて話は昔からしょっちゅうあるので、面白い記事にはならない。だが「こんにゃくゼリーを喉に詰まらせて死んだ」というのは面白い記事になる。

こんなところですかねえ。結局、先入観には勝てない。偏見と言ってもいいですが。