小説『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』の文庫版が10月10日に発売されます。
『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』は、元来全26回にわたって放送されたラジオドラマですが、CD化などはされておりません。代わりに、押井守によって小説化されました。今回発売されるのは、その小説の文庫版となります。
『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』は、1941年の独ソ戦開始後しばらくしてヒトラーが暗殺され、そのまま独ソ戦が継続したという設定の架空戦記で、『紅い眼鏡』『犬狼伝説』『ケルベロス 地獄の番犬』などに登場するプロテクトギア(ケルベロス部隊)のルーツとなっている、装甲猟兵を描いた話です。
架空戦記ということになっており、ヒトラーがいないためヒトラーによる前線指揮などへの介入がないとか、親衛隊が解体されているという設定はありますが、独ソ戦の進み方は史実とあまり変わっておらず、押井守による大量の“独ソ戦”に関する蘊蓄が盛り込まれているのが特徴です。
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