藤津亮太の恋するアニメ 第5回 真面目な人たち(前編) 「機動警察パトレイバー 2 the Movie」 | アニメ!アニメ!
小説版だったか漫画版だったか、どこだかで見た記憶があるのですが、南雲さんはファザコンの傾向があり、柘植に父親のような姿を感じていた……とあったと思います。で、そんな南雲さんだったら後藤さんはやっぱりタイプじゃないだろうな、と。
不倫までした理由は、柘植が南雲のことをどう思っていたかとか、当時の柘植の家庭事情とかまで絡んでくるので、妄想しかできないんですけど。
あ、あと後藤さんの方は、結婚していたけど奥さんが病没したという設定があります(そのため独身寮には入っていない)。小説版ではもっと詳しく書かれていて、先輩刑事に妹を紹介されたということです。
QULAGE
>南雲さんはファザコンの傾向があり、柘植に父親のような姿を感じていた
小説にも漫画にもそのような描写は無かったように記憶しているのですが、
熊耳がリチャード王に惹かれた話と勘違いしてませんか?
教官からQULAGEへの返信
リチャード王のほうのことは逆に全然憶えていません。
他にも「南雲がファザコンだという話を見たことがある」という人がいるので、記憶違いではないと思うのですが…。
QULAGE
南雲がファザコンだという話は、シリーズを通して一切無かったと思いますよ。おそらく、映画を観てそう解釈したファン達によって捏造され、ネットで流布されてしまった説ではないでしょうか。
リチャード・王のほうも、実は熊耳の父親にそっくりだったというだけで、熊耳がファザコンだと断言されているわけではありませんから、似たような事例かと推測します。
パトレイバーは複数の作家達によってパラレルワールド的な展開をしていますから、作家ごとにキャラクターの持つ背景や性格も異なっていたりします。それだけキャラクターの解釈に遊びがあり、南雲がファザコンという説がまかり通ってしまうのも無理はないと思います。
しつこくてすいません。
元ネタの記事について思うことは、映画を成立させるためにオジサン達が即席で作り上げた三角関係に対し、女性視点で「納得できない」と斬り捨てるのは酷だなと・・・
ちむぞう
横から失礼いたします。
私も押井さんの「しのぶ=ファザコン説」を読んだ記憶がありましたので、「すべての映画はアニメになる」を引っ張り出してきました。
パソコン通信上でのファンとの質疑応答の形で、押井さん自らしのぶが柘植に惹かれた理由として「しのぶにとって、柘植は父親」「エディプスコンプレックスと思ってくれてもいい」と語っています。
巷に出ている設定資料にはその旨の記載はないようなので、オフィシャルではなく完全に押井さんの中だけの設定のようですが。
私も読んだ当時「乱暴だなあ」と思いましたが、恐らくは、男性視点、女性視点のギャップなのでしょうね。
QULAGEからちむぞうへの返信
なるほど、押井さんの発言をつなげると字面から「ファザコン」という単語が連想されてしまいますね。参考になりました。
南雲さんはなぜ柘植に惹かれたのか? 明快な理由を求めるよりも、様々な視点で色々な解釈をするほうが面白いですよね。