Ghost Recon Wildlands - ゴーストリコン ワイルドランズ
久しぶりにゲームのことをここに書いてみます、といってもTwitterに垂れ流したものの焼き直しですが。
『ゴーストリコン ワイルドランズ （Tom Clancy’s GHOST RECON WILD LANDS）』オープンβテストがやっていたのでちょっと遊んでみたのだが、これが非常によくて、「昔のGHOST RECONが帰ってきた感じ」がしました。
初代PC版『GHOST RECON』は6人編成の分隊を指揮し、大きなマップをどう攻めるか、チーム編成からして自由度がかなり高かったのですが、『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』などになってくるとただ「1本道のステージを進んでいくだけ」の傾向が非常に強くなってしまい、「『GHOST RECON』らしさが失われている」と私には思えたのです。
ですが『ワイルドランズ』のマップはオープンフィールドで非常に広く、『バトルフィールド』なみに自動車、ヘリ、バイク、軽飛行機まで操縦してこれらで移動できます。とはいっても、これらの乗り物はあくまで移動手段で乗り物での戦いがメインではないですが、テクニカル（軽武装車両）や攻撃ヘリも一応登場し、これらを使った攻撃も可能です。バイクで移動するときは、アニメ『ソードアート・オンライン』内の『ガンゲイル・オンライン(GGO)』を思い出しました。まあGGOはPvPの要素が強いみたいですけど（ちなみにバイクなど、味方が全員乗れない乗り物で移動するときは、AIの味方はいつのまにか後からついてきて降車したらそこにいるという御都合主義……便利設定です）。
そしてプレイヤーは、ボリビアの麻薬組織壊滅のために活動しますが、クエスト（シナリオ）をどの順でやるかはかなり自由があり、どの方角などからどのように攻めるかも自由度が高いです。チームは4人編成で数が少ないため、なるべく見つからないように少しずつ敵を減らしていくのが基本。そのため（時にはドローンを使った）偵察で敵をマークし、警戒されていない方向を探しながら、草などに隠れつつ進んでいきます。味方はナイトビジョンゴーグルが使えるので、夜を待って戦う方がいいかもしれません。あるいは私はやったことはありませんが、敵基地から攻撃ヘリを奪い、それを使って強襲するという方法もできるかもしれません。味方に迫撃砲などによる支援を要請することも可能です。
ゲームはソロかCO-OPが基本。チームは4人編成で、ソロプレイの時はチームメンバーはAIが操作します。ひとつ感じた難点は、AIの味方への指示出しが細かくできないところでしょうか。「そこでお前は何をやっているんだ？」ということがよくあります。まあ地形が起伏に富んでいてテンポが速いから、細かく移動の指示を出している暇は実際にはないのかもしれないけど。あと初代『GHOST RECON』みたいに、プレイヤーが操作するキャラクターを変更することもできません。それと私が試した段階では、CO-OPは味方とうまく合流できなくてプレイできませんでした。
実質的にはアクションRPGで、LMG（軽機関銃）でヘッドショット連発しても（特にボスクラスは）即死しない『ディビジョン』(Tom Clancy’s Division)と違って、シビアな戦闘が待っており、スナイパーが大好きな私としては“ワンショット・ワンキル”の快感があるのが最高です。もちろんその分、自分も死ぬときはあっさり死にますが。
ところで実際のスナイパーは、自分の弾丸で相手の頭が吹っ飛ぶのを何度も見るうちに精神に障害を負う者がいるため、今は紙とかの的ではなく、人間型の、撃たれたら血糊が吹き飛ぶ標的を演習に使って「慣れる」ようにすることもあるそうですけど。スナイパーと言えばこんな本が出るそうだけど、買ったまま読んでないスナイパーの資料がけっこうあるからどうしようかな……。
話を『ワイルドランズ』に戻しましょう。このゲームでもRPG的成長要素があり、プレイしていくうちにスキルや支援効果などを増やすことができます。「そもそも『ゴースト』は最初から熟練のエリート集団じゃなかったのか」とかいうのは置いておいて、ゲーム的には色々とスキルがアンロックされていくのを見るのも楽しいでしょう（そこまでプレイできてない……）。
どちらにしても今は時間も金もないから、私はPC版がSteamで値下げするのを待つ感じになるかな……。しかし“Tom Clancy’s”シリーズのゲームはいつまで出続けるのでしょう、クランシーは墓の中でも休ませてくれないのですね……。
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