佐伯日菜子氏の記事に押井守監督についての言及

佐伯日菜子、育児のため女優業をセーブ。10年待ってくれた押井守監督の一言に感動|ニフティニュース

真・女立喰師列伝』『アサルトガールズ』で“ケンタッキーの日菜子”として出演した佐伯日菜子氏のインタビューで、押井守監督について言及されています。

「昔、20歳過ぎくらいのとき、押井監督が大きい作品を用意して下さっていて、それに出て欲しいって言われたことがあったんですね。

色々と準備もされていたのですが、その映画自体がなくなってしまったのと、私が結婚して現場に入れなかったということもあって、それこそ10年くらい待っていて下さっていたんですね。

それで、子どもたちも少し大きくなったので、『じゃあ、やろう』っておっしゃって下さったのが、映画『真・女立喰師列伝』(2007年)だったんですよ。

久しぶりにお会いして『待ってたよ』っておっしゃって下さったときには、もう感動して…。私のことを10年も待ってくれる人なんていないですよ。本当にうれしかったです」

この押井監督が大きい作品を用意して下さっていてその映画自体がなくなってしまったとは、タイミング的に『G.R.M. ガルム戦記』(2000年に公開予定だった、『ガルム・ウォーズ』の原型となった映画企画)のことではないかと思われます。『ガルム・ウォーズ』はカナダで撮影され、主演はカナダ人のメラニー・サンピエールが演じることになりましたが、当初『G.R.M.』で押井監督は佐伯氏を主要キャストに据えることを考えていたのかもしれません。

ちなみに本題とは逸れますが、『真・女立喰師列伝』の“ケンタッキーの日菜子”ですけど、カーネル・サンダース人形は基本的に日本独自のもののため、海外で上映されたときにはオチが通じなかったという逸話があります。