【イベントレポート】押井守が今敏を「最高のパートナー」、20周年の復刊ドットコムと歩みを振り返る - コミックナタリー
押井は「今ちゃんとケンカ別れしなかったとしても、大風呂敷を広げすぎて話が終わらなかったんだろうなって気もしてるんです。今、僕が今ちゃんについて語るのは本当言うとフェアじゃないですね。相手が死んじゃったから。今ちゃんには今ちゃんの言い分が絶対あっただろうし。でも人間同士がイーブンで仕事をするってのはやっぱり難しいなと。難しいというか不可能だと思い知らされた仕事でもありますね。僕がマンガ原作を7、8本。もしかしたら10本近くやってると思うんだけど、それだけマンガ原作の仕事っていうのは楽しみがあるんですよ。どういう絵描きがどういう絵にしてくれるか。その意味合いで言えば、今ちゃんというのは最高のパートナーだった。自分の物語にふさわしい絵を添えてくれた。でも今ちゃんから言えば、添えるという作業が苦痛であったという。物を作る人間っていうのは、自分がトップでなければ納得できないというね。どうにもならないです。人間たちのことなので」と言及。
復刊ドットコムの20周年記念イベントで押井守氏が出演、『セラフィム 2億6661万3336の翼』についても語っています。
ところで復刊ドットコムには、押井守、伊藤和典、千葉繁の三氏が脚本を書いた『不帰の迷宮』が復刊リクエストで登録されているんですが、2003年9月に「復刊交渉開始のリクエスト数」を達したものの、以後ずっと放置されています……。
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