押井守&石川浩司がつげ義春を語るトークライブ、エロティシズムや“引用”の話も(イベントレポート) - コミックナタリー
「つげ義春全集」の刊行を決定したトークライブが、去る11月8日に東京・六本木ヒルズ 森タワーのアカデミーヒルズにて開催。押井守と石川浩司が登壇した。
さらに押井が、自身の手がけたアニメ「うる星やつら」で、「ねじ式」を彷彿とさせる描写や表現を使ったことについても言及。「僕は引用って呼んでるんですけどね(笑)」と笑う押井は「あの回は人の絵コンテだったんですけど、直しはじめたら止まらなくなっちゃって。スタッフも誰も気付かなかったからオンエアされた(笑)。でもリスペクトとかオマージュとか言いますけど、作品を作ること自体が引用ですよ。自分がかつて観た作品の記憶で作ってるだけ」と述べ、「『ねじ式』はすべてのシーンが引用できる。こんなに引用しやすい作品はないです。支離滅裂で、だからこそロジックを見つけ出したいという欲求がそそられる作品」と分析する。
この『うる星やつら』の話は第76話(第53回放送)「決死の亜空間アルバイト」のはずです。
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