Tom Clancy's NET FORCE HIDDEN AGENDAS ネットフォース 国家強奪計画
ストーリー
ロシア人ネットテロリストを捕え、見事に前長官暗殺を始めとした一連の事件を解決したマイケルズ。
だが、今度は次々とネット上での重大な機密暴露が次々と行われた。世界各地のCIAのエージェントの身元がネットに流され、核物質の輸送情報が知られてそれが襲撃される。
そして今回の敵は上院議員の参謀が操っていた。
解説
ネットフォースシリーズの第二巻である。現代を直訳すると『隠された議事日程』というところ。
はっきり書いてしまう。この小説は今までのクランシーの作品に比べると全然面白くない。クランシーの小説では、多面的な場所で同時に進行するストーリーとか、追いつ追われつで実にスリリングな敵味方の駆け引きだとか、そういうものがあるがこれにはそれがまるで見受けられないのだ。
文章の書き方自体も非常に弱い。これはやはりクランシー本人が書いていない為と考えるのが妥当だろう。VRの世界についての設定も非常に甘くて、この点なら『攻殻機動隊』(コミック原作)の方が余程しっかりしている。
出版情報
ネットフォース 国家強奪計画
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