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2001/04/21(土)/15:43
『ピストルオペラ』完成
どこを切っても鈴木清順(笑)

自作の初号を見ていて、こんなに痛快な思いをしたのは初めてです。ぼんやりしてると、いつのまにか映画を反芻してにやついてる自分がいたりするのだった。公開までのフォロー、よろしく>エージェントさま

2001/04/13(金)/0:6
Visor Edge
常日ごろ、自分にpalmは必要ないと思ってたんだけど、物欲オバケに取り憑かれ、つい買ってしまいました。で、これがなかなかいい感じ。胸のポケットにすっきり収まる薄さ、アルミボディのシャープなデザイン――やっぱ、こうでなくっちゃ。メモ帳がわりに、がしがし使っていこうと思います。

2001/04/09(月)/3:19
あれこれ
マヤさん、申し訳ない。すまぬm(_ _)m
オンエア終了後だったんで、つい油断したっす。以後、気をつけます。桜井さん、9周年だよ。10年目に突入したとこ。ほんで、相方から日にちを1日間違えてると指摘されました(汗)
27日挙式。28日入籍が正解。ああ、恥ずかし……
ついでに、うちは特に秘訣とかないです。たまたま相性がよかったというか、相方が自分にはもったいないくらいよくできてるというか。私は相方の掌の上でころころと転げ回ってるだけです(笑)

あ、そうそう――
私は先生と呼ばれることを好みませんので、そこんとこよろしく。

2001/04/07(土)/23:47
坂本ちゃん
日大合格、おめでとう。すごいね。がんばったね。心より、お祝い申し上げます。おいらも、がんばらなくちゃ……(^^;)

わけ判んない人には申し訳ない。でも、今日は、こんだけ。

2001/03/29(木)/4:20
打ち合わせで東中野に行ったら、神田川沿いの桜がほぼ満開。今年の桜は早いのかな。今年は、是非、花見に行きたい場所があったんだけど、こんなに開花が早くては、ちょっと無理そうです。え? その場所?
それは、ひ・み・つ(笑)

行ったら報告するけど、行けなかったら、また来年……


私事ですが、昨日は9回目の結婚記念日でした。28日挙式。29日入籍。10年目に突入します。

2001/03/27(火)/0:46
近況
ガメラDVD発売もあって、広間が賑わっていてうれしい伊藤です。伊藤は花粉症&ぜん息と戦いつつ、仕事してます。けして春めいた日差しにうかれて釣りに行ったり、飲みに出かけたり、日向で猫をなでながら小説を読みふけったりしているわけではありません。今、ピークを迎えているのは、PS2のゲームです。これがまぁ、なんというか、自分で自分の首を絞めてしまいまして、大変なことになっております。今はまだ詳細を語ることはできませんが、そりゃ〜もう、けっこうなものになること間違いありません。だって、自分で「これをプレイしてぇ〜!」って思うもん(笑)
発売予定は来年の春と、まだまだ先ですが、楽しみにお待ちください。ところで……
トップページが変わったことに気づいた人は手をあげて!

じんわりじんわりとではありますが、ここもより快適にと、試行錯誤の最中であります。どうか、長ぁ〜い目でよろしく。おいらも、ちょくちょく書き込まんとね(^^;)

しかし……あんた、フィギュアもやっとったんかい>エージェントH

2001/01/07(日)/2:54
懐かしい顔
鈴木組オールスタッフ&お祓いに出席のため日活撮影所へ。何人かの見知った人たちの中に、装飾の須坂くんがいた。彼とは「トーキングヘッド」以来だから、7・8年ぶり。なんだか、妙にうれしかったよ。鈴木組は1月7日クランクイン。これ、一昨年の秋くらいからやってたから、世紀だけじゃなくて千年紀もまたいでるのだな。

2000/12/29(金)/0:23
46歳
――になりました。それで目に見えて何かが変わるわけじゃないけど、思うことは多々あります。あれも伊藤。これも伊藤。というわけで(なんだ、そりゃ)これからも、よろしく。

2000/07/29(土)/9:59
ごめん
コロンが抜けてた。http://office-muse.co.jp

  ↑ これ。

2000/07/29(土)/0:25
長峰真弓
――こと、中山忍さんがホームページを開設しました。http//office-muse.co.jp

中山さんの食生活の一端を垣間見ることができます(^^;)


あ、私?
最近は、風子さまとすっかり親密な仲です。明日あたりから、また暑さがぶりかえすようで、皆様、ご自愛くださいませ。

2000/06/18(日)/4:58
仕事の環境
マシン:Macintosh PowerBook G3 400MHz
メモリ:192M
OS:MacOS ver.8.6
使用ソフト:NisusWriter Ver.5.13(ワープロ)
      Jedit3(エディター)
      Jamming2.8.3(辞書検索)
      WXG Ver.4(IM)

基本的には、こんなとこかな。

2000/06/12(月)/16:12
押井守公式サイト
――が、いつのまにかできていました。http://www.oshiimamoru.com/

なんか、妙にかわいいの……(^^;)

2000/06/06(火)/22:27
6月3日 浅草鳴動
この日、鈴木清順監督の喜寿を祝う会に出席。その最中、震度3の地震に会場が揺れる。お開きになって肉鍋屋さんを出ると雨。しかも、突然、スコールのように雨足が激しくなる。雨宿りを兼ねて、速攻で二次会に突入。「地震と雨のおかげで、今日のことは、ずっと記憶に残ることになる」と監督のお言葉。実際、土砂降りの雨が振らなければ存在しなかったかもしれない二次会は、とても楽しいものになったのでした。

2000/06/01(木)/5:29
ガメラ公式HPの監督発言
だんまりを決め込むのも、なんか気持ち悪いので、一言だけ。私には、なぜ今になって監督があんなことをいうのか、まったく理解できません。あの書き込みの真意は、いったい、どこにあるのでしょうか?

あ、2センテンスで二言になってしまったか……(^^;)

ガメラ公式HPは、下記。http://www.gamera.gr.jp/

2000/05/26(金)/15:57
「情景王」山田卓司作品集
山田さんといえば、テレビ東京「TVチャンピオン」プロモデラー選手権優勝で、全国的にその名と顔を知られることになった数少ない模型作家の一人ですが、私にとっては「ガメラ2」のスタッフだったり、一昨年のSF大会でホテルで同室だった人。表題は、その山田さんのジオラマ作品集。「家族」が圧巻。いいんだ、これが。「失われた翼」「ロボットが家に来る日」あたりも私好みの作品です。ホビージャパン社より、定価3800円。

2000/05/22(月)/17:5
パト初期OVA4話のあいつ
シナリオでは「まもるぅ〜〜〜っ!」って叫んでたはずなんですけどね(^^;)

2000/05/01(月)/17:21
「ぐはぁっ……」
いろんな意味で。

2000/04/27(木)/18:51
文豪ごっこ
んもぅ……ぱっつんぱっつんなのに、深沢さんが広間にレスくれるからぁ(^^;)

温泉合宿のことは書こうと思いつつ、深沢さんが書いてくれるの待ってたのだな、実は。そしたら、詳細は下記へって、URL 載せるだけで済むから。なんせ、私は、ぱっつんぱっつんだし(くどい)

表題の「文豪ごっこ」は、広井王子さんの発案による、めちゃおもしろい遊びです。○用意するもの
原稿用紙。筆記用具(万年筆推奨)。辞書。ワープロ不可。書き手、数人。○ルール
制限時間20分。この時間内に、それぞれの書き手は物語の発端となる部分をペラ(200字詰め原稿用紙)1枚に書く。それができたら、時計回りに、その原稿を次の書き手に回す。次の書き手は、その続きを、同じく制限時間20分以内にペラ1枚分、書く。その後、さらにそれを時計回りに、次の人に回す。が、ここからが、単なるリレー小説とは違うところ。最初の1枚はゲームマスター(管理者、事務局。呼び方はどうでもいいけど)に預け、保管してもらう。また、この段階から、次の人には最期の3行しか見えないように原稿の前7行は折り畳んで渡す。つまり、3番目以降の書き手は、その3行だけを頼りに、どんな話なのかを想像して書かなければならない。こうして1巡したところで、最後の書き手はなんとかその物語を収束させる。書き手が5人いれば、20×5、100分で5つのうんと短いお話ができるわけ。(あえて、ショートショートとは言わない。そんな完成度は望むべくもないから(^^;))

で、これを温泉合宿の名の下にやってきたのでした。参加者(書き手)は、深沢美潮さん、広井王子氏、あかほりさとる(敬称略)、メディアワークス社長・佐藤氏、そして私――という異色メンバー。制限時間20分。とっても過酷でした……
すべて書き終わった後で、最初の1枚を書いた人が、その作品を朗読するのですが、過酷さを乗り越えた解放感もあって、これが爆笑の渦。このおもしろさは、やってみないと判らない。だって、あなた、高速回転する機械生物のお地蔵さんは出てくるは、赤毛のアンみたいなジュブナイルのヒロインだと思ってた子がオオサンショウウオになってしまうは、なんだかよく判らないまま主人公が旅立ってしまうは……
いや、もう、とにかくおもしろかったです。今回が初めてだったけど、それでコツをつかめたとこもあるので、またやってみたいような、もうあの過酷さは勘弁というところもあるような……

お話を作るのが好きな人が近くにいたら、おすすめの遊びです。やってごらん(笑)


深沢さんのHPは下記。http://www.fuzzball-inn.net/

私信:シーマンを甘やかしたらイカン。

2000/04/27(木)/4:52
「ぱっつんぱっつんだぁぁぁ……」
しかも、声、裏返ってる。↑ 今の状況(T_T)

2000/04/18(火)/18:17
殴ってやりたいやつ
「桃の天然水」の3人組。――それはともかく、
めった汁は白味噌仕立てなんだ。サツマイモとジャガイモが一緒に入るとこが“めった”っぽい。と、書いてて「メタ汁」ってのを思いついたんだけど…… どんなだ?(笑)

寺子屋、準備中です。あと、2、3日待ってください。

2000/04/16(日)/15:48
誘惑
机の上に2冊の文庫本が置いてある。トマス・ハリス「ハンニバル」(上・下)新潮文庫。「羊たちの沈黙」の続編である。ああ、読みたい。でも、今はまだダメ(T_T)

2000/04/15(土)/15:16
三省堂『大辞林』からの引用
ゆきむかえ ムカヘ【雪迎え】
小春日和(コハルビヨリ)の日に、上昇気流に乗って空高く伸びた蜘蛛(クモ)糸にぶら下がった子蜘蛛が飛行する現象。快晴の空に銀色の糸が光って流れる。この後、雪の降る時候になるところからいう。山形県米沢盆地などで見られる。蜘蛛の糸だけが飛んでいるものを遊糸(ユウシ)という。-------------------------------------------
この現象は、初春にも見られることがあって、こっちは「雪送り」と言われます。「雪迎え」にしても「雪送り」にしても、そのまま短編のタイトルになりそうな気がしませんか?

今日は蜘蛛のイメージアップにつとめてみました(^^;)

2000/04/14(金)/17:34
春の想い出
トレーナーだけでも汗ばむほど暖かい一日でした。こんな日には、ふとあの日のことを思い出します。熱海に越した最初の年、あたりの何もかもが物珍しく、天気の良い日にはわけもなく外に出て梢を見上げたり、葉っぱの裏を覗いたりしておりました。そんなふうにして家の周りを歩いているときのことです。肩にぽとりと何かが落ちました。見ると、何やら白っぽい塊がのっています。頭上をよぎる鳥の影。この状況なら、誰しもが「あ、ウンコ」と思うでしょう。私もそう思いました。ところが……
肩の上の白い塊はもそもそと蠢動し、拡散しつつあったのです。「――?」
自分の肩の上を見ることが、意外に困難であることをご存知ですか? 首を思いきりねじ曲げ、鼻が視界を遮らないように片目を閉じ、目を凝らした私がそこに見たものは、体長1ミリたらずの蜘蛛の群。肩に落ちた、それは孵化寸前の蜘蛛の卵塊だったのです。そう気づいたとき、蜘蛛の子は落下点を中心にわさわさと放射状に移動しつつあり、その一部は私の首にまで達しようとしていました。声が出たのは、ようやくこの時になってです。そして――そこから先のことは思い出したくもありません。でも、こんな暖かな日には、つい思い出してしまうんですね……


2000/04/13(木)/0:44
素朴な疑問
あのぉ〜、めった汁 ってどんなでしょうか?
きっとめったやたらとうまい、とかそういうんだろうとは思うけど……

なんか、ちょっと気になっちゃって(^^;)

私の故郷、山形だと、これ「芋煮」ですね。もちろん季節は秋だけど。芋は里芋、肉は牛肉(!)を使うのがポイントです。ON書きなんで、とりとめないのだった。

2000/04/11(火)/17:11
小耳にはさんだ会話
「ねぇ、今晩、なに食べる?」
「君」
「でも、それだと子どもたちが食べられないから」
「じゃ、なんでもいい」

って、こんな書き込みと一緒でなんだけど、今「座敷」――あ、これ唐突に命名しました。わいわいやってる方が「広間」で、じっくりやってるほうの掲示板が「座敷」です――が、めちゃおもしろいです。参加の方々が息切れしないかといらん心配をしながら、興味深く読んでおります。

2000/04/09(日)/14:49
北海道にオーロラ出現
詳しくは下記へ。http://www.yomiuri.co.jp/04/20000408i412.htm

緑じゃないから大丈夫。なにが?(笑)

2000/04/08(土)/17:18
ウンナンのホントコ
『未来日記』が映画化だそうで。『ブレア・ウィッチ』が、ドキュメントの皮をかぶったフィクションだったのとは対称的に、こっちはフィクションの皮をかぶったドキュメントと言えなくもない。それゆえに、優れてTV的な企画だと思うのだが、それを映画にすると…… いったい、どうなるんでしょうか?
個人的に、興味のあるところです。ああ、鼻がづばって鬱陶しひ。

2000/04/07(金)/4:55
喘息
昨日から咳が止まらない。喘息が出たのは3年前から。血液検査の結果、スギとヒノキの花粉の抗体値が高かった。つまり、花粉症――そういう診断だったんだけど、自分ではそれを疑っていたりもする。タバコの吸いすぎとストレスが原因なんじゃないかなぁ……
もっとも原因は花粉症で、発症のトリガーがタバコまたはストレスってのは、あるかもだけど。のほほんとしてるときには喘息でないし(^^;)
横になると、深呼吸しても肺まで空気が半分も入らない感じで、上体を起こしていた方が楽。なので、寝るのもままならず、どうせやらなきゃならなことは山ほどあるから、それはそれでいいんだけど…… つらいよぉ。この2日ほど、病気さまが私から離れません(笑)

みなさま、ご自愛くださいませ。

2000/04/05(水)/16:18
練習問題
掲示板に、脚本家を志望する人の書き込みが見られるようになって、うれしいような気恥ずかしいような……(^^;)

で、問題。「下の書き込みに『そしてもちろん、傍らには猫』と、ありますが、この猫はどうしているでしょうか?」

ト書きに、
「傍らに猫がいる」とあるのと、
「傍らで猫、つまみの焼き鳥を狙っている」とある場合、
どちらがイメージを喚起しやすいか――判るよね。思いつく限りの猫の様子を上げてみる。こういうのは、いいトレーニングになるはずです。あ、回答提出の必要はありません。念のため。

2000/04/04(火)/11:59
花見かぁ……
ウォッチングでも触れられている去年の花見は、当時ロスにいた草薙浅黄(笑)から家に電話があって「※日に帰るんだけど、花見がしたい」とのたまったのが発端だった。いわば、彼女が発起人。今年は、その発起人が地方ロケに出たままだし、私も尻の火が消えないままなので、イベントとしての花見はなし。かっくしぷぅ〜だね。私のベストスポットは、なんのことはない自分の家の2階のベランダ(^^;)
お向かいに大きな八重桜の樹があって、満開の頃には風にのってその花弁が家に舞いこむ。仕事を終えた深夜、まだ肌寒い夜気の中、月明かりに浮かぶ桜を眺め、キンと冷えた純米酒を飲む。梢の向こうには網代の海。そしてもちろん、傍らには猫。幸せだぁ……
八重桜は咲くのが遅いから、まだつぼみ。熱海の桜は五分咲きくらいです。

2000/04/03(月)/5:27
最近―
5時を過ぎると明るいですね。本日、東京で新作の打ち合わせ。新幹線の中で寝るしかないな……

2000/04/01(土)/13:16
電話
エメリッヒの代理人と名乗る人物から電話があって「彼の新作のスクリプトを読んでいただいて、あなたの意見および提案をほしいのだが、どうか?」と言う。彼とは芸風も流派も違うので私の意見は参考にならないだろう、と答えると、しばしの沈黙の後、「デブリンと相談した上で、また電話する」ということだった。いや、たまげた。こんな電話だった。すごいすごい。すごいか。すごくないだろう。とかなんとか相方と笑いながら話していると今度は台湾出張中のエージェント1号から電話で「ウォシャウスキー兄弟が新作のためのブレーンストーミングに参加してほしいと言ってきているが、なんと返事をすればよいか?」と問い合わせてきた。それは、いつ、どこで、どのくらいの期間拘束されるのか、もっと具体的に聞いてくれ。それをダシにしてロスへ遊びに行けるなら考えないでもない。そう返答して、相方と電話の内容にまたひとしきり盛り上がった。こんなこともあるのね――って、今日はエイプリルフールだから。なにそうか気づいてた?なんだそうかそうかそうなのか気づいてたか。ちっ。

2000/03/31(金)/11:18
うらうらと
玄関横のアーモンドの木が、鮮やかなピンクの花を咲かせている。ひなたぼっこをしながら、ぼんやりと眺めていたら、足元に3匹の猫がよってきて、気持ちよさそうに目を細めていた。ちょっと幸せな気分。春ですね。今日は〆切をかかえているので、こんだけ。

2000/03/30(木)/13:42
地球外知的生命体を探せ!
The Search for Extraterrestrial Intelligence――SETI計画。プエルトリコにあるアレシボ電波望遠鏡の観測データを元に「宇宙の何処かに存在する知的生命体を探索」するという、SF好きの人にはおなじみの計画ですが、この計画に自分のパソコンを使って、あなたも参加、協力することができます。SETI@home というスクリーンセーバーをダウンロードして、インストールすればOK。興味のある人は下記へ。本家のページ
http://setiathome.ssl.berkeley.edu/
SETI@home 日本語情報ページ
http://www.vacia.is.tohoku.ac.jp/~s-yamane/articles/setiathome/

2000/03/29(水)/16:8
聖書の引用
掲示板でも話題になっていたので……

当然のことですが、翻訳にも著作権があります。なので、シナリオ中に聖書の引用をするとき、私はとりあえず自分で訳したものを使うようにしています。押井作品の場合、これが後に木下順二(「夕鶴」の作者)訳のものに差し替えられます。この文語訳、すごく綺麗なんだけど、私自身も持っていません。一方、「G2」でのレギオン命名のくだりは、シナリオで書いたものが、そのまま使用されました。したがって、現在出版されているどの聖書にも、あれと同じ訳は存在しません(^^;)

2000/03/28(火)/4:16
私のスタンス
てらぽんさん。まつたけさんへの質問に答えてくれてありがとう。>こういうことは伊藤さんから教えてあげると喜ばれるとは百も承知していますが・・

そういうこともあるかとは思うけど、掲示板での質問に対して、直接、私が答えることは、しないようにしようと思っています。このサイトが立ち上がったばかりの頃、私自身も掲示板に書き込んでたけど、そうしないほうがいいのではないか、と。理由は簡単。アンケートへの答えの中で岩田さんが書いてるように、

>個人的に私がこのHPに望むのは、伊藤さんご自身の発言もさることながら、伊藤さんの作品を通じてより多くの人とコミュニケーションを取れるようになることです。私もそれを望むから。たとえば、作品内のある表現についての話題が上がったとしましょう。「あれは、どういうことですか?」みたいな。それに対して私自身が答えたら、話はそこで止まってしまいます。それでは、おもしろくもなんともない。もちろん、成り行きによってはレスもするけど、(そうでなきゃ私のHPである意味もないから(^^;))それはできるだけ避けたい。「それは、こういうことだと思う」
「それも考えられるけど、こういうのは、どう?」
「いや、もっと単純に、これだけのことかも……」

ここで、そんなやりとりが交わされるようになるといいな、と思ってます。そうしたコミュニケーションの中から、自分にとっては、あまりに当たり前のことで、ほとんど無自覚に書いていたことにも、新たに気づかされることがあると思うから。桜井さんとぐーさんの“「風子さま」へ”というメッセージに、すでにこうしたことがありました。それが何か、今は具体的には言わないけど(笑)

今、私が気になるのは「オフィシャル」であることの敷居の高さみたいなものです。もしかしたら、オフィシャルとプライベートとサイトを分けてしまった方がいいのかな、とか。そんなわけで、ひきつづきアンケートへの回答をお願いします。掲示板への書き込みがためらわれるような場合には、管理者へのメールでもかまいません。ということで、よろしく。しかし……確かに、使いにくい掲示板だよね。さぁ、みんなでエージェント2号の尻を叩け! おれが許す(笑)>all

2000/03/27(月)/13:58
風子さま2
最初に気づいたのは、この猫と寝るとなぜかよく眠れるということだった。そのことを相方に話すと、それに同意しつつも彼女はこう付け加えた。「でも、風子と寝ると、起きたときみょうにダルいんだよね……」
それはうかつに寝返りをうったら彼女をつぶしてしまうんじゃないかとか、無意識のうちにどこかで緊張してるからじゃないのか? とも思ったものの、これと「よく眠れる」は矛盾する。確かに言われてみれば、この場合の「よく眠れる」は、ぐっすり快眠、目覚めすっきり、というのとはちょっと違う。それはむしろ、だらだらと心地よくとりとめのない眠りで、もうこれ以上は眠れませんごちそうさまでした、という満腹感からくる「よく寝た」なのだ。早い話が、風子と寝るとなかなか起きられない、と言ったほうが真相に近いのかもしれない。はて、これはどういうことか?
私たちは恐怖の仮説を思いつく。黒猫は使い魔として忌み嫌われる一方で、邪気を吸い取ってくれる存在とも言い伝えられる。が、風子さまの場合、これの逆なんじゃないか?
こいつ、もしかして邪気を発散しとらんか?
そう思って見ていると、彼女は、風邪をひいている人、体調のすぐれない人、疲れた人の布団にもぐりこみ、適度に弱った人に、よくなつく。そうした人を敏感に察知する。このことが判明して、妻は彼女に「病気さま」という尊称を与えた。邪気のことはともかく、元気が欲しいなら元気な人のところにいけばいいのに、と思うのだが、そうしないところが、彼女の「病気さま」たる所以である。あんた、そうやって生きてきたのね……

それで名前もいつしか「さま」をつけて呼ばれるようになったわけだが――宿敵「胡桃姉さん」とか、生きるって大変よね「栖弥(すみ)さん」とか、血が騒ぐの「ぬいぐるメグたん」とかの諸々は、また別の話である。

2000/03/26(日)/13:0
風子さま
逸脱します(笑)

家に6匹いるうちの下から2番目の猫、風子さまの話。彼女が家にやってきたのは2年前の晩秋だった。ひどく風の強かったその日(それが名前の由来だ)猫の声に、私はガレージに面した仕事場の窓を開けた。すると――「誰?」と問う間もなく、一匹の猫がなんのためらいもなしに部屋の中に入ってきた。見るからに貧相な痩せこけた猫。白と黒のツートンで、鼻のところが白く逆V字に切れ上がっている。ポストペットを知っている人なら、あの猫を思い浮かべてもらえばいい。ただし、彼女の場合、鼻の頭から口元にかけて、ぼとりと墨を垂らしたように黒い斑が入っている。その顔には見覚えがあった。散歩の途中で、一度、見かけたことがある。なんともいえず愛嬌のあるその顔に、私は路上で声を出して笑ったのだった。彼女がそのことを覚えていたかどうかは判らない。が、とにかく、彼女は家にやってきた。ドライフードをあげると、彼女はいがみながらをそれを食べた。その声に、またしても私は笑ってしまった。「ほっほぉぅ おほほほほ ほほ」
おまえね、それって猫の声じゃないぞ(笑)
こうして、彼女は家の子になった。なったのだが……この猫、鼻が効かない、胃が弱い。肝臓も悪いうえに、胸骨が一本変な具合に飛び出している。抱き上げるとパニックを起こしたようにあわてふためき、一度の食事はドライのキャットフード7、8粒。2歳を過ぎた今でさえ体重が2キロちょっとしかないという、生きているのが不思議なくらいぼろぼろの猫だった。そして――
彼女が家で暮らすようになってしばらくすると、私たちは彼女の恐るべき特性に気づくことになる。【つづく】

2000/03/25(土)/22:54
アンケート
このサイトは、エージェントであるクリーク・アンド・リバー社が制作運営する私のオフィシャルホームページです。公式なものですから、ここでの私は「脚本家・伊藤和典」であって、けして「前世が猫の中年男」でも「二児の父」でもありません。その意味では『50分』というアーティクルは、公式であることを逸脱していると言えるでしょう。なにもそんなに硬く考えなくても――と言うなかれ。これは大事な問題だと思う。いや、私自身が運営してるサイトだったら、話はまた別なんですけどね。もっとも、その場合は、あえてオフィシャルとは言わないだろうけど……(^^;)

そこでアンケートです。ここを訪れてくれているみなさんは、このサイトに何を望みますか?
漠然とした質問なので、漠然とした答えでかまいません。思うところを掲示板にぶつけてもらえるとうれしいです。

2000/03/24(金)/22:55
ウリナリ
「ポケビ 最終章」
なんだろうなぁ……
泣いちまったよ(^^;)

2000/03/23(木)/23:6
PS2
買いました?
うちは、まだ。だって「うおぉぉぉぉ、これ、やってみてぇ〜」ってソフトがないんだもん。というわけで(謎(笑))
今日はB社でうち合わせ。全てが順調にすすんでも商品になるのは来年年末らしいよ。

2000/03/22(水)/18:43
「ニッケル博士の 心霊現象謎解き講座」
ジョー・ニッケル著
皆神龍太郎 監修
望月 美枝子 訳
太田出版

ちょっとものたりない。「人間には、信じているものを見聞きする性質がある」
しかり。そのとおり。

2000/03/21(火)/23:3
50分
子どもと一緒に、家から小学校まで歩いてみた。小学校は山を下りた海沿いにある。往路に50分。復路は歩いてないけど、MINIではセカンドギアまで落とさないと登れない坂道があったりするんで、楽に1時間を越えると思う。夏に犬をつれて海辺まで散歩をすると体重が800グラムも減るほど汗をかく。それでも往復にかかる時間は約1時間。4月から彼は、毎日この路を歩くのか、と思うと、ちょっと優しい気持ちになった……

2000/03/20(月)/14:31
続・最適なソフトは?
その名を“O's Editor”という。説明を読む限りでは、かなりよさそう。しかし、このエディター、Windows 環境でしか動かない。うちはMac。でも、使ってみたい。というわけで、以前、「Windows は嫌いだがSONYは好きだ」と自分を納得させて買ったものの、やっぱり仕事には使えない(ひどく使いにくい)という理由で休眠中だったVAIOノートを引っぱり出し、そそくさとダウンロード。いや、驚いた。思わず「おおっ」って声がでたもんね。べた書きの文章も、クリック一発、シナリオ書式を選択すれば字下げバッチリ。シナリオ書式で書いていくと、デフォルトは3字下げ(2字下げも選択可)の位置にキャレットがくる。つまり、ト書き仕様。で、これがすごいのは、柱であることを意味する○を入力すると、その行が自動的に3字上がる。セリフであることを意味する「が入力された場合も同様。いったんシナリオ書式を選んでしまえば、以後、書き手は書式の操作をする必要がない。――ん〜、文字だけの説明では判りにくいか(^^;) もちろん、縦書き、原稿用紙表示も問題なし。これが使えるならWindows 環境も悪くないかも…… でも、原稿を書くときに使うのはエディターだけじゃない。辞書の検索もするし、インターネットで調べものもする。以前から蓄積されている断片的なメモを参照したりもする。統合環境で考えれば、やっぱり自分にはMacの方が、断然、使いやすい。そもそも、なんだか妙にビンボー臭いWindows の、あのインターフェースデザインが大嫌いなんだもん……
さて、どうする? そこで一晩考えた(ちょっと嘘)
その結果、我が愛機(笑) Macintosh PowerBook G3 内にWindows 環境を構築。1024×768 のMacのデスクトップ内に 800×600 のWindows デスクトップが同居しちゃったのだった。これでMac環境のままで O's Editor も使えてめでたしめでたし。O's Editor をせっせと自分好みにカスタマイズして、さぁ〜仕事しよう、と思ったのだが…… 何かが違う(^^;)
たぶん、確定前の文字と確定後の文字が、いかにもコンピュータが仕事してます、って感じで表示されるのに違和感があるのかも。そんなこんなで、結局、またしても Nisus Writer に立ち返る。なにやってんだか、まったく。でもね、Windows 環境でシナリオを書く人にはおすすめです。O's Editor の入手先は、ここ。シェアウェア、1000円。http://www.tk.xaxon.ne.jp/~onuma/

Macでシナリオを書く人には、Nisus Writer。フリーウェア版もあり。http://www.nisus.com/

さて、じたばたしたけど、あきらめもついたし、仕事しようっと。時々、こんな儀式が必要なのさ(^^;)

2000/03/19(日)/17:33
最適なソフトは?
シナリオは3つの部品でできている。1:場所を示す柱
2:ト書き
3:セリフ
ひとそれぞれに微妙な違いがあるけど、私の場合、ト書きは3字下げ。セリフは行頭からで行をまたぐときは2行目以降1字下げ、というのが一貫したスタイル。○発掘現場・前(夜)
   資材を積んだトラックやジープが走る
   騒然とした雰囲気の中、若いモンゴル
   兵たちが、現場の周囲を幕で囲おうと
   している。   降下してくるヘリに、激しく幕がはた
   めいて、慌てる兵士たち。   着陸したヘリのドアが開いて、ロシア
   人の女性が降り立つ。   待ちかねたように、小走りに出迎える
   初老のロシア人男性。ふたり、まだ回
   転しているローターの下を背をかがめ
   て歩きつつ、
初老の男「(露語)お待ちしてました。古生
 物アカデミーのセルゲイです」
女性「(露語)タチアナです。古生物アカデ
 ミーが、宇宙アカデミーに協力を要請する
 事態というのは、いったい、どういうこと
 です?」

長くなったけど、こんな感じ。シナリオの場合、なぜか伝統的にペラ(200字詰め原稿用紙)を使うことになっていて、その関係で1行20字、10行で改ページというページ設定を使う。こうしないと長さの目安が判らない。ちなみに映画だと220〜240枚くらい。アニメの場合は30枚くらい増える。TVの30分ものだと実写は60枚。アニメは70枚くらい。で、上の例では字下げの部分に、スペースキーを叩いて「空白」をいれてるんだけど、実際に仕事してるときには、そんなかったるいことやってられない。だから、「ト書き」と「セリフ」ふたつの書式をルーラーに登録して、ショートカットキーを割り当て、交互に切り替えながら書くことになる。ふたつの書式が必要という理由のために、使えるのは基本的にワープロに限定される。お気に入りは“Nisus Writer”。紆余曲折はありつつも、この10年近く、ずっとこれで原稿を書いてきた。ユーザーインターフェースがすっきりしてるし、これで保存した文書はファイルタイプがテキストになるから何かと安心。長い文章を扱うには最強・最適のワープロだと思う。あ、OSはMacね。樋口監督いわく「これで縦書きができれば、言うことないんすけどね」
私自身は、縦書きにさほどこだわりがないので、これで充分。なんだけど……
いやぁ、原稿用紙の升目の呪縛ってのが、あるんですね(^^;)
原稿用紙に書くように入力できて、書式の問題もクリアでき、それでいてエディターなみに軽快なソフトはないものか? 「ワード」には原稿用紙ウィザードだかがあって、最初の問題はクリアできるけど、とにかく重い。それ以前に、あのユーザーインターフェースが嫌い。Macには「たまづさ」という原稿用紙ソフトもあるけど、書式の切り替えが、なんかわずらわしい。そんなこんなで結局“Nisus Writer”に立ち返る。ところが――ネット内をさまよっているうちに見つけてしまったのである。上記の条件をみたす、すんごいエディターを。うん。こんなのがあるとは、知らなかった。長くなったので、この項――『つづく』

2000/03/19(日)/4:37
突然ですが……
WOWOW 京極夏彦 怪 「陰神だぬき」
CMの入らない2時間ドラマはつらいっしょ。もっと映画的なものを期待したんだけどなぅ……

1999/07/14(水)/3:4
状況、開始
 私が聞いている予定に変更がなければ、7月13日(火)、押井組はポーランドにて新作映画“アヴァロン”(仮題)の撮影に入っているはずです。クランクアップ予定は8月末。 内容については、私自身、公開前には話さないというスタンスを取っているので、あしからず(^^;)


1999/06/28(月)/21:34
宮崎映画祭
 土曜日から二泊三日で“シーガイア宮崎映画祭”に行ってきました。映画祭の詳細はそちらの公式ホームページ(http://www.cmp-lab.or.jp/MFF/)を見ていただくとして――いや、ほんと「祭り」の気分満喫で、むっちゃ楽しかったです。 同じ映画というフィールドにいながらも、こうした機会がなければまず会うことがなかったであろう、ジャンルを越えた人たちとの出会い、地鶏の炭焼き、正統派冷や汁、焼酎、特製冷や汁キュウリなしバージョン、カルビ、つながったままのウィンナ、ちょっと焦げたキャベツ、焼きとうもろこし、(ほとんど食い物かよ(^^;) )そしてなによりもスタッフのみなさんとの交流――みんなみんな素敵でした。 あ、俺、今、祭りの後の寂寞感みたいな、ちょっとおセンチ入っちゃってるかもしれません(^^;)
 昨夜の宴は、それほど充実してたってことだね。みんなに分けてもらったパワーを糧に、仕事、頑張ります。また、みんなと笑顔で会えるように…… でも、今日はとりあえず寝る(笑)

 すばらしい映画祭を、ありがとう。 実行委員のみなさま、お疲れさまでした。

1999/06/20(日)/23:4
御礼
 開設はしたものの、地下迷宮の最下層のごとくに、ひっそりと静まり返ったまま訪れる者とてない――てなことになったら、どうしようと不安だったのですが、掲示板の方にも少しづつ書き込みがあって、嬉しいかぎりです。感謝の気持ちをこめて、今日は全員にレスつけちゃうぞ(笑)

あらかわ 様
 なぜだと思います?(^^;)

A―DAX 様
 それは大映に問い合わせていただいた方が…… ありきたりな答えで、すまぬ。開田 様
 やぁ! そりゃ〜、もう大変さ!(笑)

ゆうき 様
 あうあうあう。プレッシャーだぁ……

清水 様
 受験、がんばってください。おいらも、あれこれ、がんばります。樋口 様
 うん。月末に。「肝臓、腫れるまで」(実行委員:談)だそうです――って、それがメインじゃないんだけど(^^;)

とり 様
 その節は、失礼しました。新宿に移動してからの記憶がほとんどありません。この借りは、いずれ必ず、精神的に……

のりお 様
 ええと、守秘義務というものがありまして、あまり言えないのですが、私自身は中止ではなく、凍結、というふうに認識しています。谷口 様
 伊藤脚本、押井監督作品は来年、見ることができると思います。押井さんは、この作品のために現在ポーランドにいます。ではでは。