監督 | フィリップ・ノイス |
制作 | メイス・ニューフェルド |
ロバート・メーレ | |
脚色 | ドナルド・スチュアート |
スティーブン・ザイリアン | |
ジョン・ミリアス | |
原作 | トム・クランシー |
撮影 | ドナルド・M・マンカルパイン、ASC |
プロダクション・デザイナー | テレンス・マーシュ |
編集 | ニール・トラビス、A.C.E |
衣装デザイン | バーニー・ポラック |
音楽 | ジェームズ・ホーナー |
ジャック・ライアン | ハリソン・フォード |
クラーク | ウィレム・デフォー |
キャシー・ライアン | アン・アーチャー |
フェリックス・コルテズ | ジョアキン・デ・アルメイダ |
ロバート・リター | ヘンリー・ツァーニー |
ジェームズ・カッター | バリス・ユーリン |
ベネット大統領 | ドナルド・モファント |
エルネスト・エスコベド | ミゲル・サンドバル |
ラミレス大尉 | ベンジャミン・ブラッド |
シャベス | レイモンド・クルツ |
サリー・ライアン | ソーラ・バーチ |
モイラ | アン・マグヌニン |
グリーア提督 | ジェームズ・アール・ジョーンズ |
映画によるライアン・シリーズの3作目。『クレムリンの枢機卿』は、冷戦の解消により映画化が見送られてしまった。
前回のパトリオット・ゲームに続き、ジャック・ライアン役には『パトリオット・ゲーム』に引き続きハリソン・フォード、グリーア提督は三作連続でジェームズ・アール・ジョーンズ。ジョン・クラーク役はウィレム・デフォー。
しかしこの映画はやはり原作の消化不良に終わっている。原作を完全に映画化するのは無理と判ってはいるが、沿岸警備隊の船長は若い女になっていてレッド・ウェゲナーは影も形も存在せず、その後湾岸警備隊はストーリーに登場せず、『パナシュ法廷』も刑務所での殺しも全く現れない。。
ライアンとマリーは海賊に殺された男の調査の事で始めて出会ったと云うことになっている。ライアンはコロンビアに派遣され、そしてFBI長官ジェイコブスとマリーが一緒にコロンビアに行ってライアン達と合流するが、カルテルの襲撃はこの時行なわれてライアンはそれに巻き込まれる。そしてジェイコブスもマリーまで死ぬ。
一方リッターはカッターと共謀し(作中ではCIA長官即ちムーアの存在はほとんど無視されている)、特殊部隊をコロンビアに派遣。ここではシャベスは斥候ではなく狙撃手になっていた。またリッターはクラークに『仕事を依頼』。そのリッターの性格が原作とはまるで違う。原作では無愛想でそっけない計算高い人間だが自分の工作員のことを常に気にし、彼らを見捨てるようなことはしない人間だったが、映画では完全にカッターと共謀し、派遣した特殊部隊員を切り捨て、さらには真相に近付きつつあったライアンまでをもクラークをけしかけて殺させようとしているのである。
そしてコルテスだが、原作ではボゴタでの襲撃はコルテスの意向を無視したエスコベドらだったが、映画ではこの襲撃はコルテスが画策したものである。そしてコルテスはジェイコブスの情報を手に入れるために利用したモイラを殺しているのである。コルテスはこの事でカルテルの内部分裂を目論んだ(原作ではコルテスは次第にカルテルのトップを狙う野心を抱き始めるが、映画では最初からその目的のために行動している)。
カルテルの建物は爆破されるが、コルテスとライアンは別々の方面からそれぞれこのことを調べ、これが米軍の仕業であることを突き止める(原作ではライアンはそれをロビー・ジャクソンから聞いたのだが、『パトリオット・ゲーム』でちらっと登場したロビーは今作では全く現れない)。コルテスはカッターに取引を持ち掛け、ライアンはCIAの技術員の強力でリッターのコンピューターをハックし、リッターに詰め寄る。
ライアンは再びコロンビアへ兵士達の救出に向かう。クラークと合流して酔っ払いのヘリパイロットを雇い(勿論それはポール・ジョンズのイメージとは似ても似つかない)、シャベスを発見した(映画では投入されたのは1小隊だけで、ラミレスともう一人が捕らえられてシャベス以外は殺された)。
そして何とライアンは一人でエスコベドの家の正門から訪れ、エスコベド本人と対面する。そしてコルテスの裏切りの証拠のテープ(それはクラークがレーザー盗聴器で録音したものだった)を示して取引、つまり捕らえている兵士の解放を求める。
エスコベドはコルテスを殺そうとするが、コルテスの部下が逆にエスコベドを殺した。そしてライアンも殺されそうになるが、それを救ったのはシャベスのスナイプである。クラーク達は混乱に乗じてラミレス達を救出し、全員ヘリで脱出した。その時にコルテスはクラークに撃ち殺されている。
そしてワシントンに戻ったライアンは、真実を明らかにするため議会に全てをぶちまけると云う、CIAを守るために秘密をしまい込んだ原作とは全く逆の行動を行なっているのである。
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