脚本=大松裕
絵コンテ・演出=橋本三郎
作画監督=西城隆詞
休養のため、近くの里にたどり着いた光と綱。だがその里は、土蜘蛛の勢力下にあるとは思えないほど生き生きとした村だった。そこで頼光と綱は、女を侍らせた貞光という若者に出会う。何故か貞光は、やたらと頼光達に絡んできた。
その後二人は里の長老に会うが、長老は「自分たちと上手く共存している土蜘蛛を討伐するのは止めて欲しい」と言ってきた。そこで光は、土蜘蛛を討伐すべきなのかどうか思い悩む。
その夜、長老の家に泊めて貰った光と綱だが、その寝込みを何者かに襲撃される。その攻撃はかわしたが、襲撃者が残した刀が、昼間に会った貞光が持っていたものに酷似していることに光達は気が付いた。
貞光の家を聞き出してそこへ向かった光と綱。そこで綱が貞光を問いただすと、確かに刀は貞光の物だった。だがそれは、貞光が以前失って行方知れずになっていた対の刀のうちの一本だったと判る。
そこで光は、里の人々が本当に土蜘蛛とうまく共存しているのか、そうでないならば土蜘蛛を討伐すると貞光に告げる。すると貞光は、本当にその覚悟があるのかと、光の喉に刀を押し当てて迫った。だが光も一歩も引かず、貞光は逆に光に気圧されてしまった。
そこで貞光は真実を語り始めた。実は彼は、1年前に土蜘蛛討伐のため派遣された先遣隊の生き残りで、他のものは全員殺されてしまったこと。そして今は、里のやり方に文句を言わない代わりにこの地に住まわせて貰っていること。その『やり方』とは、生娘を人身御供として土蜘蛛に差し出すことであった。里の民は、土蜘蛛に通じて光達を襲っていたのだ。
光達は、土蜘蛛と戦うことを決意する。そして女達を救うため貞光も仲間に加わり、土蜘蛛のアジトの洞窟へと向かった。
碓井貞光。酒呑童子の伝承に登場する頼光四天王の一人で、定光と書かれることもある。このキャラは『怪童丸』にも登場しているが、かなりキャラクターが違う。まあ『怪童丸』に出てきたキャラはみんなこのアニメでは異なっているが。
貞光には四万温泉の伝説というのがある。夜、貞光で石に腰かけて眠っていると夢に童子が表われ、「四万の病を治す湯を授ける」と告げた。そして彼が目覚めると傍らに温泉が湧いていたという。
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