野良犬の塒
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押井守情報 1998年以前

1998/11/26

バンダイビジュアルのページにDVD版の機動警察パトレイバー 劇場版機動警察パトレイバー2 the Movieの紹介記事が載っていた。大した情報は無いが、一応お知らせしておく。

HiVi 98年12月号表紙1998/11/21

ステレオサウンド社から発行されているAV雑誌『HiVi』98年12月号に、『機動警察パトレイバー2 the Movie』で荒川茂樹を見事に演じた竹中直人氏と、押井氏の対談、そしてDVD版パトレイバーについての情報が掲載されている。
対談は4ページで、DVDでパトレイバー2を二人に見て貰って(合計1,455,000円のAV環境でだ!)、DVDソフトの作成などについてが語られている。短いが内容はなかなか濃い。
さて、この雑誌にあった記事からDVD版パトレイバーについて説明すると、1作目及び2作目両方ともSEや音楽の一部を録音し直してあり、さらには1作目では台詞すらも再アフレコし直されているのである。そしてオリジナル版の音声も同時に収録してあり、プレイヤーで切り替えて聴き比べることもできる。
これを見て私はDVD版パトレイバーを両方とも買うことになりそうだ。まさにHiViは悪魔の雑誌である。これを見ているとAV地獄に陥ってくる…。

GAZO VOL.1 表紙1998/11/15

徳間書店からロマンアルバム アニメージュ・スペシャルとして『GaZO 画像』という雑誌が創刊された。この雑誌はアニメと実写双方について扱う雑誌ということであり、アニメはアニメ、実写は実写と完全に区別されていた現在の雑誌の中では珍しい存在となる(果たして成功するのか…)。第1号の特集は、TVドラマで成功し、劇場版も公開された『踊る大捜査線』だ。
さてそろそろ本題に入ろう。何故この雑誌がここで取り上げられたのか? 踊る大捜査線の監督の本元克行氏は、「アニメが好きで、踊る大捜査線と同じ警察物の機動警察パトレイバーは特に好き」ということなのだが、この雑誌では本元克行氏と押井守氏の対談が実現している。そこではアニメと実写の演出の違いなどについて語られており、非常に面白い。ちなみにこの雑誌に載っていた押井氏の本棚の写真には、『人狼』の脚本とおぼしき物があった。
さて気になる『G.R.M』の方はただ「現在は(中略)『G.R.M』(仮題)を制作中」とだけあり、話の中にも全く出ていない…。

1998/10/14

残念ながら、G.R.M.に関する新しい情報は無い。代わりにこんな情報が入った。
11月26日にパトレイバーのCD Vol.1からVol.6(劇場版1作目はVol.5)の廉価版が発売される。また12月5日には『DVDバージョン オリジナルサウンドトラック』と題して、機動警察パトレイバー2 the Movieが発売される。この中にはボーナストラックとして、プレ・サウンドトラックの曲が6曲含まれるそうだ。まだこれらのサントラを持っていないのなら手に入れてみるのも良いだろう。

1998/09/27

24日に掲載した「噂」は結構反響があるようだ。
情報源については明らかにすることは出来ないが、「制作停止」(中止ではない)という話は複数の情報筋から入っていたが、今回私が聞いたのは「中止」の話である。

別の話題もしておこう。結構知らない人が多いようなので書くが(本来はさっさと発売されたときに書いておくべきなのだ……)、押井守氏が監督をした(実際には鳥海永行氏と交互に作るという形になっていたそうだが)、世界初のOVA「ダロス」がEMOTIONの15周年ということで再販されている。また、押井守氏監督作品のOVA「迷宮物件」も、伊藤和典氏脚本作品の「時の結び目」と一緒に「トワイライトQ2」として再販されている。全体的に出荷数は少ないようだが、注文すれば手に入ると思われる。探していた人は今がチャンスだろう。

1998/09/24

最初に書いておくが、これは確認された話ではない。
非常に不吉な噂が流れている。G.R.M.が製作中止になったというものである。現在の段階では公式サイトには何も書かれていない。
私個人としては信じていない、というか信じたくない…。

1998/09/20

先日、攻殻機動隊のDVD版が発売された(発売されてから書くなよ…)が、今度はバンダイビジュアルから12月18日に機動警察パトレイバー劇場版のDVD版も発売されるらしい。それぞれ1冊目と2作目が別々で、定価9800という「オレのケツをなめろ」に値するぼったくり価格である。
ところで、攻殻機動隊DVDは出荷数が少ないのか、私はまだ一度もショップで見ていない…。
因みにこのDVD版攻殻機動隊だが、劇場公開時に一部前売りと一緒だった設定資料などの入ったPHOTO-CDも付属している。当時買えなかった人には有り難いだろう。

前略、押井守様。 表紙

1998/08/13

フットワーク出版社から『前略、押井守様。』という本が発売された。詳しい事は後日記す事にするが、内容は押井作品の解析、竜の子時代の同僚などへのインタヴュー、そして押井氏の幻のフィルモグラフィー発掘と押井氏自身へのインタヴューという構成である。

そしてNHK BS2で8月20日、「デジタルアニメ新世紀」という番組が2200時から2330時まで放映される。これには大友克洋氏と、そして押井守氏が出演するのである。これでG.R.Mの紹介も行われるらしい。衛星放送をチェックしよう。

1998/07/13

かなり前からではあるが、取り敢えずここにもちゃんと書いておこう。
押井守のオフィシャルサイト[ou]が開設された。『押井守オフィシャルサイト』とはなっているが、内容はG.R.M.の事だけであるが。

一方、Production I.G人狼情報は着々と更新されている。最もこちらもスタジオの制作状況で、押井氏に言及した事はほとんど無いのだが。ともかく公開に向けてスタッフの方々には頑張って頂きたい。

日経ゼロワン 98年1月号表紙

1998/01/02

日経ゼロワン1998年1月号に押井氏のインタヴューが掲載された。アニメーションのディジタル化の特集があり、見る価値があるだろう。
これにG.R.M.のスタッフについて書かれていた。共同企画と脚本に伊藤和典氏、特技監督に『ガメラ』の樋口真嗣氏、ディジタル監督に林弘幸氏となっていた。
因みにこれに掲載された押井氏の写真だが、相変わらず犬の顔のプリントされた服を着ていた(笑)。

アニメージュ 98年1月号表紙

1997/12/17

アニメージュ1998年1月号に新情報が掲載されていた。
押井氏の最新監督作品のタイトルは『G.R.M』(ガルム/仮題)、ディジタルSFX映画ということで、24億円の制作費をかけて“アニメーションの方法論で実写を取る”という。あまり押井氏の実写作品には観客、スポンサー共に良い思い出があるとは言い難いだろうが(笑)、この“実写”の意味は良く分からないが、『伝統的な特撮やアニメ、CGなどの映像をすべてデジタルに取り込み融合させる』という。
一方、『人狼』についての情報は相変わらず少ない。しかし人狼のタイトルから(仮)が取られていた。結局これが正式タイトルとなったようだ。

1997/11/17

人狼の新しい情報はほとんど入っては来ず、正式タイトルがどうなるのかも不明のままである。
一方、ファミ通PSに次の押井氏の監督作品「G.R.M(仮)」の事がちらっと乗っていた(なぜこの雑誌かは置くとして)。
「D2」から仮タイトルが変わったものと思われるが、他に何ら詳しい事はわかっていない。

1997/06/12

押井氏は人狼に関しては、「初号まで見ない」といってコンテにも目を通さず、完全に不干渉を貫いている。
押井氏といえば最近の作品でアニメーションとディジタル技術の融合を行ってきたが、人狼ではセルによる作成に徹するようである。
人狼の公開は98年という事だが、押井氏は人狼を沖浦氏に任せた一方、「D2」という作品の監督をするらしい。こちらの作品はメカニカル・ファンタジーらしいとか、実写パートがあるとか、実写も含めて全部ディジタルに載せるとか、取り敢えず分かっているのはそれだけである。こちらも新しい情報が分かったらお知らせしたい。

1997/06/11

幾らか「人狼(仮)」について幾らか詳しい事が分かってきたのでお知らせしたい。

「人狼(仮題)」は現在最新の押井作品として制作されている劇場用長編アニメーションである。「押井作品」となっているが、今回押井氏は監督を行わず、脚本(原作)としてのみの参加となる。そして監督は攻殻機動隊でキャラクターデザイン及び作画監督だった、沖浦啓之氏となった。キャラクターデザイン及び作画監督は、忍空で作画を担当した西尾鉄也氏だということである。黄瀬和哉氏も参加する筈ではあるが、作監ではないようだ。
最初ケルベロスのアニメをやるというので、結構小規模にやるのかと思っていたらバンダイにMANGA ENTERTAINMENTもスポンサーとなって、かなり大規模にやるようである。

ストーリーであるが、基本的に「紅い眼鏡」「犬狼伝説」「STRAY DOG(ケルベロス)」の世界、学生闘争時代の頃のような日本という設定が使用され、プロテクトギア(紅い眼鏡、犬狼伝説のデザインの方)も登場する。勿論首都圏治安警察機構特殊武装機動警備大隊、首都警特機隊通称ケルベロス部隊が登場するが、都々目紅一、鷲尾翠、鳥部蒼一郎、室戸文明といったキャラクターが登場するか否かは不明、主人公は伏という男になる。

押井氏は脚本(原作)のみという事にはなるが、沖浦氏は「押井ブランドの作品」という事を意識しているようである、ただ、普段の押井氏の作品に比べてアクションシーンは多くなるという事だが。

…と、偉そうに色々と書いたが、ほとんどはプロダクションIGのホームページに書かれていた事である。詳しい事を知りたい人はそちらをご覧になるのが早かろう。

また、98年公開予定の「機動警察パトレイバー3」には、押井守は関わっていないということである。本来この話はパトレイバーの世界観と、廃棄物13号の話だけが使用される筈だった。しかしどうやらバンダイの圧力によりパトレイバーにされてしまったようなのである。元々押井氏や伊藤氏は、パトレイバーの映像化ははっきりと「 機動警察パトレイバー2 the Movie」で終了させるつもりで、あのような作品を作っていたのだから。


 

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